
外国人客でにぎわうスキー場=1月、湯沢町
海外から観光に訪れるインバウンドが活況となり、新潟県でも2024年は過去最多を記録した。さらなる誘客に期待が膨らむ中で、課題は誘客の通年化だ。新潟県の特徴となっているスノーリゾート人気を、冬季を除くグリーンシーズンにも拡大していこうと、観光関係者が知恵を絞っている。
「観光立町」をうたう湯沢町には昨年、台湾などアジア圏から多くのスキー客が訪れた。湯沢町観光まちづくり機構の岡淳朗代表理事(62)は「新型コロナウイルス禍を経て事業再開のシーズンになった」と捉える。
インバウンドの増加は宿泊業や飲食業にも波及し、影響は大きい。町によると、自ら町内に移り住んだ外国人が発信し、海外からの誘客に結びつい...
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