花束を受け取り、支援者と喜ぶ久保田郁夫さん=20日午後11時30分前、糸魚川市寺島1
花束を受け取り、支援者と喜ぶ久保田郁夫さん=20日午後11時30分前、糸魚川市寺島1

 2度目の挑戦で、草の根による市政変革の訴えが市民を動かした。20日投開票の糸魚川市長選は、元教員の久保田郁夫さん(67)が新人による三つどもえの激戦を制した。現職の後継候補を振り切った久保田さんは「市民の声で新しい糸魚川をつくる」と気勢を上げた。

 久保田さんは地元の寺島区民会館で開票結果を待った。午後11時半前、当選確実の一報が伝わると会場から大きな拍手が沸き起った。久保田さんは感謝の言葉を繰り返し、支援者としっかり握手して喜んだ。

 惜敗した2021年の前回選後の4年間、全国を回り見聞を広げて臨んだ久保田さん。選挙戦では仲間らが支える草の根活動を展開し、5期20年を務めた現職の米田徹市長(7...

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