環境省
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 環境省は16日、柏崎市と出雲崎町で計画されている「(仮称)西山風力発電事業」について、「環境影響評価準備書」に対する浅尾慶一郎環境相の意見を経済産業相に提出したと発表した。「鳥類への重大な影響が懸念される」として、事業者に対応を求めた。

 環境省によると、約691ヘクタールに12基の風車を建設する計画で、総出力は最大で6万9千キロワット。日本風力エネルギー(東京)が実質的な事業者となっている。

 環境相意見では、建設予定地の近くに環境省レッドリストで絶滅危惧種に分類されているサシバの営巣地があると指摘。カモなど渡り鳥のルートにもなっているとして、「繁殖への影響や風力発電設備への衝突や移動の阻害」...

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