十日町市教育委員会は26日、市立学校に在籍する県費負担教職員が、保護者から集めた学年積立金などの学校預かり金97万7410円を着服していたと発表した。借金返済や生活費に充てていたという。既に全額返済している。

 学校の教諭が学年積立金の通帳残高が少ないことを不審に思い、3月3日に校長らが職員に尋ねたところ着服を認めた。職員は口座を管理する担当で、口座から引き出すなどして着服した。

 着服した期間は2023年8月から24年10月にかけてで、学年積立金は修学旅行や校外学習に使うため保護者から徴収していた。

 学校側は23日に保護者説明会を開き経緯を報告した。県は職員の前任校などで同様の事案がなかったか...

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