「作品をきっかけに田中角栄や政治に興味をもってほしい」と話す中村ノブアキさん=新潟市中央区
「作品をきっかけに田中角栄や政治に興味をもってほしい」と話す中村ノブアキさん=新潟市中央区

 新潟県出身の田中角栄元首相の半生を描いた演劇「闇の将軍」のスピンオフ作品が2026年2月7、8日、新潟市中央区の市民芸術文化会館(りゅーとぴあ)で上演される。東京の劇団「JACROW(ジャクロウ)」の人気シリーズで、今回は田中元首相の後援会「越山会」に焦点を当て、会員役のオーディションと稽古を新潟県で行う。劇団代表の中村ノブアキさん(57)は「新潟で育てられた作品。恩返しの意味も込めて、地元の人と一緒に作品を作っていきたい」と意気込む。

 闇の将軍は中村さんが脚本と演出を手がけ、2016年に初演。田中元首相が戦後最年少で総理大臣に上り詰め、...

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