
花ろうそくに絵付けをする小池深香さん。真心を込め、丁寧に描いている=新潟市江南区所島2
県内には人々の暮らしや地場の産業を支えるあまたの職人がいる。連綿と受け継がれた技術を次代につなごうと、日々工夫を凝らしながら、奮闘を続けている。今に息づく伝統工芸などの担い手を紹介する。
白いろうそくに細筆を滑らかに走らせると、色鮮やかな花がぱっと咲く。新潟市江南区の小池ろうそく店の小池深香さん(29)は、伝統工芸品「花ろうそく」の絵師だ。
サクラやハス、ヒマワリ、ツバキなど四季折々の花が描かれ、その数は約100種。全て手作業のため、ベテラン絵師でも1日20〜30本の製作が限度だという。湾曲した面に細かな絵を描くのは難しいが、「生き生きとした花を表現できるよう細部までこだわっている」と語る。
花ろうそくは...
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