新潟大学
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 新潟大大学院自然科学研究科の阿部貴志教授や金沢大(石川県)、国立遺伝学研究所(静岡県)などによる合同研究グループは29日、石川や静岡の下水中に含まれる新型コロナウイルスのゲノム(遺伝子)情報を解析し、疫学調査で捉えきれない地域特有の変異株の種類や出現期間を明らかにすることに成功したと発表した。地域単位の変異株の出現・拡散状況を可視化でき、パンデミック(感染症の大流行)予測や感染制御への応用が期待される。

 変異株の動態把握には、...

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