新潟県は27日、県内全域にインフルエンザの警報を発令した。今月17〜23日に、定点医療機関当たりのインフルエンザの報告数が51・45人(速報値)となり、国の示す警報基準の30人を超えたため。前週(10〜16日)の24・53人から倍以上増えた。世界的に流行する変異株の影響とみられ、県は手洗いや換気、ワクチンの接種を呼びかけている。

 県内13保健所管内別では十日町が103・33人と最も多く、村上が73・50人、三条が68・00人で続いた。新潟市は52・72人だった。

 県によると、今季の警報発令は昨季(1月8日)より1カ月以上早い。感染力が強い「A香港型」の新たな変異株「サブクレードK」が世界的に...

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