式典で後世へのメッセージとして壇上で話すレゾナック・ホールディングス(旧昭和電工)の髙橋秀仁社長=新潟市中央区
式典で後世へのメッセージとして壇上で話すレゾナック・ホールディングス(旧昭和電工)の髙橋秀仁社長=新潟市中央区
式典後に足早に会場を後にするレゾナック・ホールディングス(旧昭和電工)社長の髙橋秀仁氏。患者団体の呼びかけに応じなかった=新潟市中央区

 31日に行われた新潟水俣病公式確認60年の式典に出席した原因企業レゾナック・ホールディングス(旧昭和電工)の髙橋秀仁社長は、被害者団体が個別の面会を求めて手渡そうとした要請書の受け取りを拒んだ。

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 被害者団体の新潟水俣病阿賀野患者会によると、式典に合わせて髙橋社長との直接の面会を事前に求めていたが、実現しなかった。

 式典後に阿賀野患者会の酢山省三事務局長らが、近く予定されるレゾナック側との懇談に髙橋社長も出席するよう求め、「渡したいものがある」と呼び止めたが、髙橋社長は立ち止まらないまま足早に車に乗り込み、会場を後にした。要請書は...

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