新潟県庁
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 新潟県立病院の2024年度事業会計決算が過去最大の46億円の赤字となり、運転資金となる内部留保資金が25年度末にも枯渇する見込みになったことについて、花角英世知事は4日の定例記者会見で「非常に危機感を持って受け止めている」と述べた。知事は5月30日に政府、与党などに診療報酬の臨時改定や地域医療への緊急支援を要望しており「国の協力も得ながら、成果が出るよう取り組みを進めたい」と話した。

 県病院局は5月29日に病院事業の決算を発表した際、入院患者数の減少に合わせた病床規模の適正化、大規模病院の救急機能強化による収益性向上といった経営改善策を公表した。知事は「関係者の理解、協力も必要で時間はかかる...

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