
9人の卒業生が酒造りへの意気込みを新たにした新潟清酒学校の卒業式=6日、長岡市
酒造りの担い手を養成する新潟清酒学校の第38回卒業式が6日、長岡市で行われた。県内の酒造メーカーに勤める9人が3年間の課程を終えた。原料となるコメが高騰する一方で、国内外で伝統的な酒造りへの注目が高まる中、卒業生は業界を担う意気込みを新たにした。
清酒学校は県酒造組合が1984年に設立。各社から推薦された従業員が、月1〜3日、醸造の基礎知識や業界の現状を学び、成分分析や利き酒といった実技を経験した。
今回の9人を含めて卒業生は588人。県内の半数近くの蔵で杜氏(とうじ)を務めるなど、業界をけん引する存在になっている。
卒業式で酒造組合の大平俊治会長はコメ高騰に直面する業界の状況に触れ、「無駄...
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