酒造りに向けて田植えをする見附高校の生徒たち=26日、見附市新潟東町
酒造りに向けて田植えをする見附高校の生徒たち=26日、見附市新潟東町

 酒蔵がない見附市で、地元産の酒米を使い、見附に関係する人々の手で日本酒を造る取り組みが進んでいる。2年目となる今年は見附高校の1年生が加わり、5月26、27日に見附市新潟東町の田んぼで田植えをした。完成した酒は2年間貯蔵し、卒業時に親への感謝をつづったラベルを貼って贈る計画だ。

 中川酒造(長岡市脇野町)、農事組合法人ファーム小栗山(見附市小栗山町)、新潟酒販(新潟市西区)が共同し、各社から見附市在住の従業員らが結集。「オール見附」で昨年から酒造りをしてきた。酒米は「幻の酒米」と言われる「雄町(おまち)」を使用し、初年度の酒は8月上旬の発売を予定している。

 取り組みを知った見附高が1年生の総合...

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