念願のデビューを果たした日本競輪選手会新潟支部の中川飛隆さん(左)と星野京旺さん=弥彦村弥彦
念願のデビューを果たした日本競輪選手会新潟支部の中川飛隆さん(左)と星野京旺さん=弥彦村弥彦

 日本競輪選手会新潟支部から今年、苦労人の2選手がデビューした。中川飛隆(ひだか)さん(26)=燕市出身=と星野京旺(きょう)さん(25)=新潟市中央区出身=。共に弥彦競輪場で練習を重ね、日本競輪選手養成所(静岡県)の入所試験を受け続けた。中川さんは8年目、星野さんは7年目となった試験で同時合格。不屈の闘志を胸に、念願のレースに挑む。

 中川さんは県央工業高校で自転車競技に打ち込み、全国高校総合体育大会などを経験。競輪選手だった父・聡志さん(65)の後を追い、高校3年だった2016年秋に日本競輪学校(現日本競輪選手養成所)の入学試験を初めて受けた。

 1歳年下の星野さんは北越高校2年までアルペンスキーに専念し、自転車は門外漢だった。...

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