女子競輪選手を目指す松﨑光優さん(左)と佐藤優さん(右)。2人に期待を寄せる加瀬加奈子選手(中央)=弥彦村弥彦
女子競輪選手を目指す松﨑光優さん(左)と佐藤優さん(右)。2人に期待を寄せる加瀬加奈子選手(中央)=弥彦村弥彦

 女子競輪「ガールズケイリン」の選手を目指す新潟県妙高市出身の高校3年生、松﨑光優(みゆう)さん(18)と燕市の佐藤優さん(30)が日本競輪選手養成所(静岡県)の入所試験に合格し、2025年春から訓練に入る。26年にデビューを果たせれば、弥彦競輪場を拠点とする新潟県勢女子として10年ぶりとなる。

 松﨑さんは小学2年で自転車を始め、強豪の松山学院高(愛媛県)に進学。2023年春の全国高校選抜ではトラック種目のケイリンで全国2位に輝くなど、短距離に向いていると気付き、競輪選手を志した。現在は弥彦で鍛えている。

 2024年秋に行われた入所試験で20人の合格者に入り「夢に近づき、うれしい」と頬が緩む。自分の強みは「レース後半でもスピードを伸ばせる点」と表現。目標は「デビュー4年以内で結果を出し(最高峰レースの)ガールズグランプリに出場する」と力強い。

 佐藤さんは...

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