
最低賃金引き上げなどの要請書を手渡す県労連の砂山太一副議長(右)=24日、新潟市中央区の新潟労働局
本年度の最低賃金改定議論が県内で本格化するのを前に、県労連(寺崎洋子議長)は24日、新潟市中央区の新潟労働局を訪れ、最低賃金の引き上げなどを要請した。引き上げていかないと、地元産業や物価高の中での暮らしが守られないなどと訴えている。
本県の最低賃金は時給985円。例年7〜8月に労働者や経営者らでつくる新潟地方最低賃金審議会で審議され、答申を受けた新潟労働局長が決定する。
県労連は、石破茂首相が2020年代末までに最低賃金を時給1500円(全国平均)にする目標を掲げていることや、賃金の高い都市部への人口流出などを挙げ、大幅な引き上げを求めた。また、審議会の委員に県労連の推薦者が6回連続で任命さ...
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