
JR新潟駅で万代広場の建設工事が長く続いています。当初の完成時期は2026年3月でしたが、原材料の高騰や品薄などの影響で完成は27年4月に遅れることになりました。整備を担当する新潟市はできた施設から使える「段階的供用」をするとしていますが、全て完成するまで、まだしばらくかかります。これから工事はどう進むのか、最終的に駅前はどんな空間になるのか紹介します。
※中央の円を左右に動かして、2012年と2025年の新潟駅を比較できます。2012年にあった旧駅舎と在来線ホームがあった場所に、高架ホームと万代広場が建設されています。
新潟駅の万代側はこれまでに新しいバスターミナルなどが完成しましたが、メインとなる広場エリア(約1万8600平方㍍)は工事が続いています。広場側から駅に出入りするには、仮設通路を歩くしかありません。工事に伴い、仮設通路は頻繁に切り替わってきました。
2026年春にペデストリアンデッキ完成予定
新潟市の新潟駅周辺整備事務所は今後、できた施設から段階的に使えるようにする考えです。
第1弾は広場西側の屋根付き通路で、今年11月10日に供用開始する予定です。駅の1階西側出入り口から「ホテルグローバルビュー新潟」前の横断歩道へまっすぐ行けるようになります。


26年4月には駅2階の外側通路(ペデストリアンデッキ)、広場中央の階段とエスカレーター、エレベーター、広場を通る通路などが使えるようになります。これにより、駅の2階にある改札からペデストリアンデッキを通り、駅前通りに出られるようになります。タクシープールと交番も完成する予定です。...
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