定例記者会見で就任のあいさつをする新潟労働局の福岡洋志局長=15日、新潟市中央区
定例記者会見で就任のあいさつをする新潟労働局の福岡洋志局長=15日、新潟市中央区

 厚生労働省新潟労働局の新局長に就いた福岡洋志局長(59)が15日、新潟市中央区の同労働局で初の定例記者会見に臨んだ。地方で進む人口の減少や流出に触れ、「新潟県は人口減少県の一つ。中小企業を中心とした企業の人材確保に注力したい」と述べた。

 東京都出身。1984年に旧労働省に入省。雇用対策を長く担当し、厚労省地域雇用対策課長から3月31日付で局長に就任した。

 前職まで、地方の中小企業の声を聞く機会が多かった。「人手不足、人口流出、求人・求職のミスマッチの三つは全国共通の課題だが、労働局としては人手不足に一丁目一番地で対応する」と強調。さらに「最低賃金の引き上げを含めた、企業の賃上げに向けた支援も...

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