
クマなど有害鳥獣による被害防止策について話し合った対策会議=27日、新潟市中央区
県は6月27日、鳥獣被害対策本部会議(本部長・鈴木康之副知事)の2025年度の初会合を県庁で開いた。市街地にクマやイノシシが出没した際、銃の使用を認める改正法が9月に施行されることから、秋ごろに市町村と連携したクマ出没訓練を行うことを確認した。
現行法では市街地での銃を使った猟は禁止されている。クマなどが生活圏に出没する頻度が増えていることから、国は市町村の判断で特例的に銃猟ができるよう法改正した。
会議では、改正法施行に向けて国が今後示すガイドラインを踏まえ、県がクマ出没対応マニュアルを改定し、市町村を支援していくことが報告された。
25年度は農作物を荒らす獣種を特定するカメラの整備や複数...
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