7月20日投開票の参院選が3日に始まった。与野党とも公約を訴え、投票を呼びかけている。3年に1回訪れる夏の政治決戦と言われるが、近年の参院選は全国投票率が50%前後に低迷し、5000万人を超す有権者が棄権している。どうして投票率が低いのか。なぜ投票に行った方がいいのか。大学入試センター試験の問題を作成した経験もある憲法学者で、明治大法学部教授の斎藤一久さん(52)=胎内市出身=と考えた。

▼ページ下部に「図解でわかる!投票の仕方」があります。

例えるなら…逆「プロ野球」?

――参院選の全国投票率は、選挙区と比例代表とも2022年が52%台、19年が48%台だった。参院選の通常選挙は1992年から11回連続して、60%を超えていない。

新潟選挙区の投票率は全国より数ポイント高いが、...

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