寺川能人強化本部長(右)と栗原康祐常務取締役=9日、聖籠町
寺川能人強化本部長(右)と栗原康祐常務取締役=9日、聖籠町
選手の流出を受け、取材に応じた寺川能人強化本部長=9日、聖籠町

 J1アルビレックス新潟が異常な事態に陥っている。6月からわずか1カ月で、主力4人の国内外への移籍が発表された。それにも関わらず新たな加入選手の発表はなく、チームは現在4連敗中で降格圏の19位に低迷したままだ。取材に応じた寺川能人強化本部長は、補強について「積極的に動いている。一日でも早く決まればいい」と話すが、先行きは明るく見えない。

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FW太田修介がJ1湘南に完全移籍

 新潟はFW小見洋太が6月上旬にJ1柏へ完全移籍。その後、成績不振で樹森大介監督が解任され、今月に入ってDF稲村隼翔のセルティックへの完全移籍が発表された。夏の登録期間が開くと、8日にMF宮本英治のJ1岡山への移籍、翌日の9日にもFW太田修介のJ1湘南への移籍が相次いで発表された。

 寺川本部長らは...

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