
南海トラフ巨大地震に備え協力を確認した(右から)中原八一新潟市長、後藤田正純徳島県知事、平井伸治鳥取県知事=10日、東京都中央区
南海トラフ巨大地震東海の駿河湾から九州の日向灘沖にかけて、海底に延びる溝状の地形(トラフ)に沿って発生する地震。おおむね100〜150年間隔で起き、マグニチュード(M)8〜9級の巨大地震が30年以内に起こる確率は70〜80%とされる。政府は2012年、最大32万3千人が死亡するとの想定を公表。防災対策推進地域に、29都府県707市町村が指定されている。の発生時に徳島県へ応援職員を派遣する新潟市の中原八一市長は10日、東京都内で徳島県の後藤田正純知事らと面会し、支援体制の構築に向けて意見交換した。中原氏は「しっかりと役割を果たしたい」と述べ、資機材や応援隊の編成準備に取り組む考えを示した。
南海トラフ巨大地震を巡っては、大きな被害が想定される地域へ応援職員を即時派遣する自治体を国が事前に割り当てている。新潟市は鳥取県とともに、徳島県を支援する...
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