佐渡市役所
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 JA県厚生連佐渡総合病院(佐渡市千種)が、がん患者らへの放射線治療を本年度限りで終了する方針について、佐渡市の渡辺竜五市長は17日の定例会見で、「(放射線治療の維持を)簡単に諦めるわけにはいかない。佐渡医療圏として議論するのが重要だ」と述べ、県などと対応を協議する考えを示した。

 佐渡総合病院は2012年、島内唯一の放射線治療装置を導入した。しかし、耐用年数を超えた装置の更新に5億円以上が必要となることから、更新を断念。本年度限りで治療を終了する方針を決め、新規患者の受け入れは7月で打ち切るとした。

 佐渡市側は...

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