20日に投開票された参院選で自民、公明両党が衆院に続き参院でも少数与党に転落した。自民総裁の石破茂首相は続投を表明したが党内外で辞任論が強まっている。新潟県内の各党幹部からは22日、「責任を取るべきだ」などと批判的な声が多く上がった。また、参院選で参政党が躍進したことについては「予想外」とみる向きが強く、各党は動向を注視している。

 石破首相は21日、「政治を停滞させない」として続投を正式に表明。執行部の引責辞任にも否定的な考えを示した。これに対し、自民県連は石破首相に退陣を求める申し入れを検討する方向だ。岩村良一幹事長は「個人の意見は申し上げない。組織として結論を出したい」とした上で「物価高対策などについて石破首相をはじめ幹部のメッセージは有権者に届いたのか」と疑問を呈した。

 一方、公明は連立を維持する方針で、...

残り1239文字(全文:1600文字)