
新潟地裁
新潟水俣病第2次行政認定訴訟の進行協議が29日、新潟地裁(鈴木雄輔裁判長)であり、9月29日に最終弁論を行い、結審する見通しとなった。原告弁護団が明らかにした。
第2次行政認定訴訟は2019年2月、新潟市と阿賀野市に住む男女が県と新潟市を相手取り、提訴。水俣病特有の症状があると診断されながら、患者認定を棄却されたとして、原告8人が認定棄却の取り消しと認定の義務付けを求めている。
裁判では、原告の訴える症状が水俣病かどうかや、メチル水銀に汚染された魚介類を多食したかなどが争われてきた。
原告弁護団長の内山晶弁護士は「水俣病はメチル水銀に汚染された魚を食べたことによる食中毒だ。裁判所は公正な判断...
残り15文字(全文:315文字)