橋桁の腐食が見つかり、車両通行止めとなっているミヤノコシ橋=村上市新飯田
橋桁の腐食が見つかり、車両通行止めとなっているミヤノコシ橋=村上市新飯田

 老朽化などの危機に直面する県内の橋梁(きょうりょう)。人やモノの移動に不可欠なインフラをどう維持していくか。課題を探った。(3回続きの2)

<上>橋の傷みもう限界…上越市・赤倉大橋が修繕で半年通行止めへ

 水田が広がる村上市神林地区の一角にある「ミヤノコシ橋」は、軽トラックの通行が精いっぱいの小さな橋だ。さびや汚れに覆われ古さがうかがわれるが、建設年度は不明。市が車両通行止めにしている。

 2024年10月の定期点検で橋桁(はしげた)の腐食が判明、傷み具合が最も重く安全性に関わる「緊急措置」と判定された。「田畑に行くのに使ってきた。ないと不便だ」と近くの70代農業男性。集落として市に早急な対応を求めている。

 国土交通省のデータベース(DB)によると、...

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