新潟県知事選は17日間の選挙戦を終え、29日に投開票される。届け出順に、いずれも無所属で再選を狙う現職花角英世氏(64)=自民支持=と、会社役員の新人片桐奈保美氏(72)=共産、れいわ、社民推薦=が立候補した。県政の継続か刷新かが問われる。地域経済の活性化や人口減少対策、東京電力柏崎刈羽原発の再稼働問題など、各候補の選挙戦での訴えをまとめた。

◆花角氏・交流人口の拡大 先頭で

選挙活動最終日に街頭演説する花角英世候補=28日、新潟市中央区の万代シテイ

 4年前、前知事が突然辞任し混乱した県政、漂流し始めた「新潟丸」のかじ取りを任せてもらった。県内30市町村長との対話を重視し、国ともしっかり連携して課題解決に取り組んだ。

 ようやく新型コロナウイルス禍からの出口が見え、社会経済活動を元に戻す段階に来た。交...

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