花角英世知事が東京電力柏崎刈羽原発の再稼働を容認し、県議会に自らの信任、不信任を委ねたことを巡り、県政野党の2会派と無所属議員1人は17日、2025年度一般会計補正予算案の原発広報費について反対を決めた。最大会派の自民党県議団などが知事を信任する内容の付帯決議案を提出予定で付帯決議案にも反対する形だ。野党2会派は知事に対する不信任決議案は正式に提出しないこととした。

【関連記事】
【独自】花角知事、12月23日にも国に「再稼働容認」伝達 知事「信任」決議案は22日可決へ
自民党県議団が花角知事信任の付帯決議案提出へ「『是』という意思を表明する」

 県は柏崎刈羽原発が再稼働した場合に国から交付される3142万円を財源として、原発の安全対策に関する広報費用などを盛り込んだ個別の一般会計補正予算案を提出した。

 自民はこの議案に関し「...

残り616文字(全文:981文字)