
26日で投開票まで2カ月となる上越市長選(10月19日告示)は、7人が立候補の意向を示し、乱立する異例の展開になっている。早くに出馬表明した現職と元職に加え、新人が短期間に相次いで名乗りを上げたことで、県内の市長選では候補者数が過去最多となる可能性も出ている。保守系の候補が次々と参戦を表明する背景には、かつて市政に大きな影響力があったとされる「調整役」の不在がある。
1971年の市発足以降、市長選の過去最多の候補者は3人。県選挙管理委員会によると、記録が残る47年以降、県内市長選における最多立候補者は5人だった。
市長選には、...
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