退任のセレモニーで花束を受け取る中川幹太市長(右)=7日、上越市役所
退任のセレモニーで花束を受け取る中川幹太市長(右)=7日、上越市役所
退任のセレモニーで花束を受け取る中川幹太市長(右)=7日、上越市役所

 10月26日投開票の上越市長選で落選した1期目の中川幹太市長(50)が11月8日、任期満了で退任する。7日、中川氏は職員にあいさつし「不適切な発言で大変なご迷惑をかけた。4年間ありがとうございました」と述べた。退庁時に職員から花束を受け取り「市民と職員の栄光を期待している」と語った。

 中川氏は2021年、元副市長との一騎打ちを制し、市発足後最年少の46歳で市長に就いた。奨学金の返還支援制度を創設したほか、ふるさと納税の寄付金増加などに取り組んだ。一方、失言を繰り返し、市議会から辞職勧告決議を受けたり、不信任案を2度提案されたりして市政を混乱させた。

 24年に高卒者に対する不適切発言をした後、...

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