初当選を決め、支援者と握手を交わす小菅淳一氏。組織的な支援体制を整え、現職の中川幹太氏の批判票の受け皿となった=26日、上越市藤巻
初当選を決め、支援者と握手を交わす小菅淳一氏。組織的な支援体制を整え、現職の中川幹太氏の批判票の受け皿となった=26日、上越市藤巻

 26日投開票された上越市長選は、無所属新人で元外交官の小菅淳一氏(73)が、無所属の現職中川幹太氏(50)ら5人を破り初当選した。11月9日に就任する。記録が残る1947年以降、県内市長選で過去最多の6人が立候補し、誰も法定得票数(今回は2万1268票)に届かず再選挙となる可能性もあった。乱戦の分かれ目となったのは、不適切発言を繰り返した中川氏への批判票の行方と組織力、投票率だった。
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