松平定信の娘壽子と牧野忠鎮の夫婦が手がけた書画の掛け軸を説明する牧野忠昌さん=26日、長岡市幸町2
松平定信の娘壽子と牧野忠鎮の夫婦が手がけた書画の掛け軸を説明する牧野忠昌さん=26日、長岡市幸町2

 江戸時代に老中を務めた松平定信の娘で、長岡藩主牧野家に嫁いだ壽子(としこ)が手がけた絵と、夫の忠鎮(ただつね)が月を題材にしたためた書の掛け軸が、長岡市幸町2の長岡藩主牧野家史料館で初めて公開されている。

 忠鎮は、長岡藩9代藩主忠精(ただきよ)の長男で、壽子(当時は婉姫)を正室に迎えたが、体が弱く21歳で亡くなった。結婚生活はわずか3年で、後に壽子は村上藩内藤家に嫁いだ。

 掛け軸は牧野家が代々所有してきた。放映中のNHK大河ドラマ「べらぼう」に...

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