
行楽の秋、多くの乗客を運ぶ弥彦山ロープウェイ。冬場の誘客に力を入れる=弥彦村弥彦
弥彦山ロープウェイ(弥彦村)が12月から3月にかけての誘客のてこ入れを図っている。昨シーズンから山頂駅でラーメン店を冬季限定で営業するなど、冬の楽しみ方を発信。経営上の課題である冬場の乗客数落ち込みを食い止めようと知恵を絞っている。
11月、弥彦神社の菊まつりを目当てにした行楽客で、弥彦山ロープウェイは一年で最もにぎわった。
弥彦山ロープウェイの乗客数は年間20万人ほどだったが、ウイルス禍で2021年度期(21年2月〜22年1月)は12万2千人まで低迷。その後は回復基調となり、24年度期は18万9千人まで持ち直した。
一方で、12〜3月の冬場は毎年苦戦が続く。24年度期の1カ月当たりの乗客数は、書き入れ時の11月に比べ、2月は約20分の1まで激減。弥彦山スカイラインが冬季閉鎖され、弥彦山がグリーンシーズンのイメージが強いことも影響するとみられる。
運営会社「弥彦観光索道(さくどう)」の代表取締役社長、赤塚宰(つかさ)さん(70)は...
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