県内は27日、大気の状態が非常に不安定となり、新潟市東区の新潟空港沖の日本海上で竜巻が発生した。新潟地方気象台や新潟海上保安部によると、被害は確認されなかった。
新潟航空気象観測所(新潟市東区)によると、27日午後1時45分ごろ、新潟空港から北に約5キロの海上で竜巻を観測。観測所の職員が、竜巻が雲から渦をまいて海上に向かって延び、海面でしぶきを上げる様子を発見した。10分ほどで消えたという。県内で竜巻が観測されたのは今年初めて。新潟空港によると、竜巻による欠航や遅れはない。
JR東日本新潟支社によると午前9時半ごろ、落雷の影響で、新潟市秋葉区の新津駅で信号装置が故障した。信越線などで特急と普通列車計75本が運休、計19本が遅れ、約1万6千人に影響が出た。信号装置は完全復旧しておらず、28日も運休や遅れが発生する可能性があるとしている。
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