
地元の活性化のため、集会場で歌う小野雄大さん=新潟市江南区酒屋町
新潟市江南区両川地区出身で、関東を中心に活躍するシンガー・ソングライター、小野雄大さん(35)が地元でのライブ活動に力を入れている。思い出がたくさんある故郷はいま、過疎化が進む。「音楽で人々がつながるきっかけをつくり、地域にエネルギーを生み出したい」と話す。
両川中時代、文化祭で恒例の創作ミュージカルでドラムを担当し、音楽の魅力にはまった。「全校生徒で作り上げたものが、わあっと室内を支配する感覚が印象的だった」。ギターにも興味が湧き、高校・大学ではバンドを組み、作詞作曲にも挑戦した。
卒業後は都内の広告業で働く傍ら、趣味で音楽を続けた。トヨタ車のCMに自身の歌が採用されるなど手応えを感じ、2...
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