
妙高市は2日、来年6月から水道料金を9・7%引き上げる方針を明らかにした。人口減少や施設維持管理費の増加により厳しい経営状況が続くためで、値上げは2020年以来6年ぶり。市議会全員協議会で示した。市は12月定例会で水道料金の改定に関する条例改正案を提案する方針。
市によると、水道事業は23年度から2年連続の赤字で、24年度時点で15億7千万円ある預貯金に当たる保有現金は、基幹施設の更新に伴う企業債の償還額増加により、34年度で枯渇する見込み。
市は安定経営には約33%の値上げが必要だと試算し、来年6月以降も3年ごとに水道料金を見直す方針。
来年6月の料金改定案では、口径20ミリの水道メーター...
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