新潟市役所
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 新潟市の市立小学校で昨年10月、食物アレルギーのある児童に誤って原因物質を含む給食を配膳し、アナフィラキシーを発症させる事故が発生していたことが5日、分かった。市は児童側と和解し、損害賠償額が25万円に決定したとして、5日の市議会9月定例会で報告した。市教育委員会は事故について公表していなかった。

 市教委保健給食課によると昨年10月2日、給食を食べた児童が息苦しさなどを訴え、緊急注射薬のエピペンを打った上で救急搬送された。体調は回復したものの、児童はアレルギー治療のスケジュールを変更せざるを得なくなった。

 事故の発生を公表しなかった理由について、市教委は「...

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