食物アレルギー事故の防止や対応について解説する田中泰樹医師=上越市西本町4
食物アレルギー事故の防止や対応について解説する田中泰樹医師=上越市西本町4

 上越市の総合福祉サービス「リボーン」は、保育士らを対象にしたアレルギーに関する研修会を市内で開いた。参加者は緊急注射薬「エピペン」の使い方など、発症時の対応を再確認した。

 研修会は上越市内の認定こども園で昨年に食物アレルギー事故が発生したことを受け、6月下旬に実施した。小児科すこやかアレルギークリニック(上越市藤野新田)の田中泰樹院長を講師に招き、リボーンが運営するこども園の保育士や調理員ら55人が参加した。

 研修会では教育現場でのアレルギー対応のビデオを放映し、田中院長が注意すべきポイントを解説。学会が定める13の緊急性が高いアレルギー症状を紹介し、一つでも当てはまればエピペンを打つよう呼...

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