上越市役所
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 上越市の市立小学校で給食後に低学年の児童がアレルギー反応を起こしたのは学校側に安全配慮義務違反があったとして、児童側が市に110万円の損害賠償を求めた訴訟の第1回口頭弁論が10日、地裁高田支部(吉田祈代裁判官)で開かれた。市側は請求棄却を求める答弁書を提出し、争う姿勢を示した。

 訴状によると、原告の児童は卵アレルギーがあり、2024年9月の給食後、同級生の食べたかきたま汁が入った食器に左肘が触れた。担任に伝え左肘を水道水で洗ったが、かゆみなどのアレルギー症状が出て、連絡を受けた保護者が緊急注射薬のエピペンを打った。児童は救急搬送され「卵によるアナフィラキシー」と診断された。

 原告側は、児童に...

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