団塊の世代が2025年、全て75歳以上の後期高齢者となった。県内では急速な高齢化とともに認知症の人も増加。県の推計によると、県内の認知症高齢者(65歳以上)は25年が約9万3千人で、30年には約10万人となり、高齢者の7〜8人に1人が認知症になるとみられる。認知症になっても住みやすい地域づくりに向け、認知症基本法で掲げられた「共生社会の実現」へ県が取り組みを進める。

 国や県の推計によると、25年の認知症高齢者数は全国が471万人、新潟県は9万3千人。...

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