
学校蔵で原料処理の実習をする外国人醸造家ら=8月、佐渡市西三川
新潟大学日本酒学センター(新潟市西区)は本年度、海外で日本酒ビジネスに携わる人らを対象とした「履修証明プログラム」を開設した。外国人醸造家4人が8月、佐渡市などで11日間にわたって本場の酒造りを学び、初の修了生となった。大学によると、日本酒醸造に関する履修証明プログラムは世界初。国際的に関心が高まる「SAKE」の品質向上と、マーケット拡大につなげる。
プログラムは英語で行われ、全60時間。中心となるのが尾畑酒造の「学校蔵」(佐渡市西三川)での8日間にわたる酒造りの実習だ。学校蔵はプロ向けの酒造り体験を行っており、そのノウハウを活用する。新大での日本酒学講義や新潟市の酒蔵での研修も組み込み、体...
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