江戸時代の技術で制作された木版画が並ぶ企画展=17日、長岡市宮内2
江戸時代の技術で制作された木版画が並ぶ企画展=17日、長岡市宮内2

 喜多川歌麿と東洲斎写楽の浮世絵を、現代の職人が江戸時代の技術で復刻した木版画を紹介する企画展「歌麿と写楽」が、長岡市宮内2の秋山孝ポスター美術館長岡で開かれている。歌麿と写楽の代表作10点の復刻版から、当時の技術の高さをうかがうことができる。

 アトリエm(長岡市摂田屋4)のたかだみつみ代表(41)が企画した。歌麿の美人画の復刻版は、生え際の細かさがよみがえっている。写楽の復刻版は、背景に刷り込んだ鉱物によって美しい光沢を生み出していることが分かる。版木、はけ、のみ、バレンなども展示しており、木版画の制作過程も知ることができる。

 たかださんは「浮世絵は古いイメージがあるかもしれないが、木版画の...

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