
相談窓口の案内が書かれたチラシなどを手渡す担当者=新発田市緑町3
9月の県自殺対策推進月間に合わせ、新発田市は市内の商業施設で自殺防止の啓発活動を行った。
4日は市内の四つのスーパーマーケットで、カードやチラシなど計約1600セットを配り、相談窓口を周知した。緑町3のウオロク緑店では、市の職員らが買い物客に声をかけながらセットを手渡した。
市では2011年、県内で初めて自殺対策条例を制定。啓発運動や講演会の開催など、心の健康を守るための事業を展開している。
厚生労働省の統計では、新発田市の22年の自殺者数は20人で、近年は20人前後で推移している。
市自殺対策会議会長の新井田慎さん(51)は「こうした機会を捉えて『あなたは一人じゃない』ということを広く知っ...
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