
季刊誌「朱鷺」第66号
佐渡ゆかりの俳句愛好者らでつくる季刊誌「朱鷺」第66号が発刊された。7月に行われた俳句結社「出航」「沖」との合同佐渡吟行を特集した。
合同吟行は、両結社と朱鷺のメンバー計15人が小木地区を中心に回った。〈滴りや眠りの深き磨崖仏〉(森岡正作「出航」「沖」)、〈油蟬北前船のむかしより〉(栗坪和子「沖」)など、参加者の作品や吟行の感想などを掲載している。
このほか朱鷺会員の菊池健さんが季語をキーワードに思い出や名句を紹介する連載「創造は記憶」がスタート。初回は俳人村上鬼城(1865〜1938年)の忌日を示す秋の季語「鬼城忌」で、鬼城の〈生きかはり死にかはりして打つ田かな〉などを紹介している。
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