サッカーJ1アルビレックス新潟の熱い戦いが続いています。紙面でも試合の後の選手の言葉、監督の言葉を伝えていきますが、ウェブ版では取材した内容を詳しく紹介します。

10月4日第33節ホーム岡山戦後

◆前半に形作れず 入江徹監督

(それでは統括からお願いいたします)

はい。まず前半、自分たちが狙いとしている形っていうのが少し作ることができない中で、自分たちでリズムを掴めなかったでいったところで。ハーフタイムにまず自分たちの狙いのところをしっかりと修正して後半に入って、選手の交代もありながら、自分たちの狙いとする形ができた。そんな形で、しっかりピッチを広く使う中で、点を取ることができた。あとは、その追い付いた後、形は作れたが最後のところはもう少し、自分たちのところでのミスであったり、もう少し、もう一度やり直すとか、そういった部分、工夫っていうのはもう少し必要かなと思います。

(小野選手起用の狙いは)

まずしっかり彼自身起点にもなれますし、背後にもダイナミック動ける。前線の所で中央だけじゃなくサイドに流れて。そういったところで足元だったり、スペースを活用していこうと、ボールを左右に動かしながら、必ずスペースができるので意識した中で攻撃していこうっていうことが狙いだったんで。まあ全体的に足元がかなり多かった。逆に岡山さんの前へのプレッシャーっていうのはわかっていた。それを出せないためにも、背後っていったところは強調しようっていう中でスタートしたんで、ちょっとそこは思うように出なかったのかなと思います。

(舩木選手ではなく、早川選手を起用。守り方を変えたい意図か)

いや、そういうわけではないですけど、しっかり彼はしっかりとしたパフォーマンスを出しておりますし、そういった面でラインのところだったり、全体のところっていった部分で、決して変えるっていう選択になるパフォーマンスではなかったので、そのまま起用しました。

(得点場面はボランチの2人が上がっていたが)

やっぱりゴール前に人数をかけた部分っていうのは日頃から意識しているんで。それを左右うまく幅を使いながら、なおかつ背後といったところで相手を押し込んで、で、その押し込んでいくと必ず相手がやっぱり下がるので、下がったところのマイナスっていう部分が空いてくるっていうのが、もう自分たちのスカウティングのところでわかっていたので、そこを狙おうと。

(後半に追い付いたが勝ち点1に終わった)

やっぱり前半からこの形を出さなければいけなかった。形が取れていれば少しずつ相手のラインもがりますし。あとはそこに対して、チャンスもありましたけど、そこのクオリティーだったり、ゴール前での落ち着いた判断が出て、状況がしっかり把握できていれば、また違ったチャンスも作れたのかなと。冷静さというっていうのも改めて必要なのかなと思います。

◆「アウェーで勝ち点1は悪い結果じゃない」岡山・木山隆之監督

(試合の総括を)

勝ち点3ポイントを狙って試合に入りましたけども、結果的に1ポイントということになりました。立ち上がりは少し、パスワークにほんろうされる時間が多かったと思います。その中からちょっと守備のところをうまく、アジャストしだしてからは、自分たちもいい形でボールを奪って、相手のところに入っていくシーンが増えていったと。

もちろん緊張感のある試合なので、少しこうミスがあったりしましたけど、先に1点を取って前半を折り返したので、なんとか3ポイントという思いで後半に入りました。後半に対しては、どっちかっていうと相手がなんとしてでも勝ち点を、という中で入られてるところかなっていうふうに思います。非常に厳しい試合でしたけれども、我々としては、我々にとっては、この時期にアウェーで1ポイント取るっていうのは決して悪い結果ではないと思います。

自分たちのプレーっていうのは絶対的なものでなく、相対的なものだと。自分たちがやろうとしてることに対して、相手が違うことをやってくれば、そこでやっぱアジャストしないといけない。全員でやった時よりも、やっぱり長いボールが増える、多い。キーパーからボールとか、それでラインが少しこう下げられる、そういうところもあったと。ただ、キーパーを含めて、さらにどうやってプレッシャーかけるかっていうことを少し整理した中で、ちょっとずつそんなに危ういところはなくなったのかなという気がします。前半に関しては。

(選手交代について)

1つは前線の選手たちがちょっと消耗したので、フレッシュな人を早く入れるっていうことをしたかった。ルカオを早めに投入し、少しこう、相手の脇の部分に入っていきたかったんだけど、ちょっといつもよりも力強さとか、あそこはちょっと欠けてるようなとこ、その辺はちょっと誤算というか、相手の方がそこは上回った。

怪我をしてる人がどれぐらい戻ってくるかっていうのはちょっと分からないです。戻ってくる可能性もある。戻ってこない可能性もある。ただ、いつも言ってるのは、今自分たちのチームでプレーしてる、プレーできる選手がベストだと。ベストな人がしっかりとした我々のプレーをすることが大事だと。

ミックスゾーン

※各社一緒に話を聞いた選手もいます。

◆「責任を感じる」 MF新井泰貴

(後半、得点に絡んだ。プレーはチームとしての狙いか)

もちろんペナルティエリア内に...

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