ベースボール・マガジン社の元週刊サッカーマガジン編集長、平澤大輔さんがつづるコラムです。日本代表やJリーグの豊富な取材経験を生かし、独自の視点でアルビレックス新潟の今を切り取ります。

Orange Soul

伊藤涼太郎の華麗なターンから見えるもの 平澤大輔のOrange Soul
■無事の開幕を喜びましょう 祝・開幕! 今年も無事にJリーグが開幕しました。社会が甚大な新型ウイルス禍に見舞われ、アルビレックス新潟も高知キャンプを一時休止するなど難しい時期を過ごしただけに、感慨もひとしおです。 2月20日、ベガルタ仙台との開幕戦は0-0でした。「主導権を握る惜しいゲームだった、では足りないと思っています」が松橋力蔵監督の第一声。その言葉通り、自分たちの意思をボールに込めて、軽快なリズムを生み出しました。 でも、勝てなかった。 すぐに修正の作業に入るでしょうから、ここでは、素晴らしいプレーがたくさん散りばめられていた事実を記憶にとどめておこうと思います。 注目の配置は、4-3...