
児童生徒用にクマ鈴の購入などを決めた妙高市クマ警戒対策会議=8日、市役所
妙高市内で今秋、クマによる人身被害が発生し、クマの目撃が相次いでいることを受け、市は8日、市内の全児童生徒用にクマ鈴を購入する方針を決めた。本格化する秋の行楽シーズンの観光客被害を防ぐため、紅葉スポット付近などにクマを追い払う威嚇機を設置する。
市によると、市内では2025年度、クマによる人身被害が2件発生している。9月26日に上馬場で散歩中の90代男性がクマ1頭に襲われて顔などを負傷し、今月4日には杉野沢でランニング中の30代男性が2頭に襲われて右腕を骨折。いずれも重傷だった。
クマの目撃は7日時点で前年度同期比43件増の70件。住民の生活圏付近でも目撃されていることから、市内の小中学校と...
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