外国人が関与する事件や事故で、県警の取り調べや資料の翻訳などに協力する「民間通訳人」の活動が、急増している。2024年度の協力件数は20年度に比べ2倍超に伸びた。新型コロナウイルス禍後の人流回復に伴い、外国人による犯罪の摘発件数が増えたことなどが要因とみられる。ただ、言語によっては話せる通訳人も警察官も不足がちだといい、県警は人員の確保に苦慮している。

 民間通訳人は外国語の堪能な市民で、県警に登録しておいてもらい、外国人が関わる事件や事故が起きた際に協力する。国籍や居住地は問わず、通訳が本業でなくとも可能で、9月1日現在、英語や中国語、ベトナム語など47言語の計188人が登録している。

 県警...

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