
夜にJR新潟駅の南口広場に集まって過ごす中高生たち。県警が見回りを強化している(画像の一部を加工しています)
新潟の玄関口であるJR新潟駅の南口広場周辺に連夜、少年少女からなる複数のグループが集まり、喫煙や飲酒といった非行、けんかなどのトラブルを起こしている。補導されるケースが相次いでいるほか、今月は中高生2人の逮捕者も出た。近くの住民らからは治安の悪化を懸念する声が聞かれ、新潟署が警戒を強めている。(報道部・永井竜生、河上明来海)
7月上旬の午後9時ごろ。南口広場で、中高生ら約10人のグループがベンチや地面に座り込み、話に熱中していた。周囲にはたばこの吸い殻やごみが散乱していた。
新潟署によると、南口広場ではこの春以降、夕方から深夜にかけて中高生らがたむろする姿が目立つようになった。周辺店舗での集団万引や自転車盗難など、若者らが関わった可能性のある事件も相次いでいるという。集団による恐喝の被害も確認されている。
今年1〜6月の新潟署による補導人数は、前年同期より59人多い195人。万引など少年事件の摘発も20人多い37人に上った。
7月に入ってからは、...
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