
「新潟に就職したからには、大好きな錦鯉を伝えたい!」。中学生の時、京都の平等院鳳凰堂の池で泳いでいた錦鯉の美しさに引かれて7年。香川県出身で、錦鯉を描くことが趣味の入社2年目のデザイナー(23)が、発祥の地である小千谷市を訪問しました。今回は、錦鯉のワールドカップとも言える「全日本総合錦鯉品評会」を紹介します。世界一に輝く錦鯉を育てる秘訣とは?今年の大会で、見事大会総合優勝の錦鯉を育てた大日養鯉場にお話を聞きました。
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全日本総合錦鯉品評会 毎年冬に東京流通センターで開かれる、国内最大規模の品評会。昨年は、国内外から集まった約2000匹ものエリート錦鯉がエントリーした。大きさや品種ごとに様々な部門があり、全ての出品鯉の中から、映えある「大会総合優勝」が選ばれる。

大日養鯉場はなんと過去に9回も、大会総合優勝の錦鯉を育てました。
間野太社長(52)によると、大会総合優勝や各部門で受賞することは「日々の努力が報われる瞬間であると同時に、ブランド力を高められる最高の機会」なのだそうです。
◆体型、模様…どこを評価?
そもそも、品評会ではどのような審査基準があるのでしょうか。

模様に関しては、「好みで分かれることがある」と間野社長。何にもない白地が「余白の美」として評価されることもあるそうで、必ずしも満遍なく模様があるものが良いとも限らないそうです。なんとも奥深い世界ですね!
◆世界一の錦鯉作りの秘訣とは…?...
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