「新潟に就職したからには、大好きな錦鯉を伝えたい!」。中学生の時、京都の平等院鳳凰堂の池で泳いでいた錦鯉の美しさに引かれて7年。香川県出身で、錦鯉を描くことが趣味の入社2年目のデザイナー(23)が、発祥の地である小千谷市と長岡市の山古志地域を訪問しました。描くことが好きでも、錦鯉についてはほとんど知りません。錦鯉はなぜ価値がある? 価格はどれぐらい? 錦鯉を飼育・販売する養鯉場にお話を聞きました。

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 今回は大日養鯉場(小千谷市)と丸重養鯉場(山古志地域)を取材しました。ペーパードライバーなので、ゆっくり路線バスで向かいます。山古志地域には、長岡駅から二つのバスを乗り継いで約45分で到着。棚田が並ぶ山間の景色を眺めながら、ここが錦鯉の聖地かと胸が高まります。降車場所近くの食堂でいったんお昼に。そこで食べた山菜定食がとてもおいしかったです。
 さっそく養鯉場でお話を伺うと、衝撃の事実が発覚…!

 錦鯉の子供はみんな錦鯉だとばかり思っていたのでびっくり。人の手で選別が繰り返されることにより、私たちが想像するような錦鯉になっていくのですね。それでは、どれぐらいの数まで絞られていくのでしょうか?...

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